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絵本が完成してから驚き、気づいたのは、受け取る事のほうがずっと多いということ〜

数年前、私の文にあわせて、
中村奈美さんがパステル画を
描いてくれた。
なんと言う名前か
すでに忘れてしまったが、
ある絵本コンクールに
チャレンジしようとしたのだ。
結果は、残念ながら・・・の一言と
ともに、原画が戻って来た。
そのときは、
結果だけを奈美さんに告げて
それからかなり長い間、
わたしの部屋の片隅で
カレら(作品)はじっと
眠らされていたんだ。



ところが、
私の中で今年になって、
何かが動き始めたのだろう。
忘れかけていたカレら(作品)を
カタチにしようとおもいついた。
(きっと、何かを始めるのに
 ぴったりの朝に)

それから、
共通の友人でもあるデザイナーの
斉藤育代さん
レイアウトし直してもらうことに。
ページ割りを考え直し
使用するパステル画も厳選し、
本文のフォントも何種類も
提案してもらったりしながら
今年の10月初めに、
絵本が完成した。
絵本が完成してから驚き、気づいたのは、受け取る事のほうがずっと多いということ〜_f0367807_15571781.jpg


というところまでを
前回、書いたような気がする。


あれから、おおよそ1ヶ月弱。
ご縁のある方、欲しいと言って
くださった方に手渡し始めて
あと残りわずか。
(郵送予定の方、もうしばらく
 お待ちくださいませ)


 勘違いされている方もいるので
 恥を忍んで、あらためて言うと、
 決して、決して
 出版社からの絵本出版が
 決まった訳ではなく、
 あくまで、いわゆる自費制作の
 絵本が完成しただけ、だ。

 そう、です。

 はっきり言えば
「自己満足の世界」
 

 私にちゃんと、その自覚はある。
 あるんですよ。
 読み返せば返すほど、
 手を入れたくなる気持ちも
 無きしにもあらず・どころじゃない
 とても自己満足なんて、
 できません。
 むしろ、奈美さんの絵に
 助けられていると、
 本気で想っています。
 
絵本が完成してから驚き、気づいたのは、受け取る事のほうがずっと多いということ〜_f0367807_15545812.jpg

 だから、完成したとはいえ、
 ひっそりと、すこしずつ
 身近な人に読んでもらえたら十分。
 そう思っていた。

それでも、善かれ悪しかれ、
この世に、存在しなかったものが
カタチになったのだ。

産みだした張本人としては
カレら(作品)に対する責任がある
やはり、どう想われても・・・
できるだけ多くの人に読んでほしい。
そんな想いも、隠れていたらしく

だから当初は、制作者3人だけで
一緒にランチするはずが、
気恥ずかしさよりも、
この絵本に興味をもってくれた人に
届けたい気持ちが上回ったとき

「読み聞かせ・完成記念ランチ会」
なんて、しちゃおうか_?
とおもいついてしまった。

とはいえ、かなり、
ジョーダン気分で。
ええ、まさに、ゆりあんバリに

♪調子に乗っちゃって♪

と想われても、しかたない。
でも言った本人は、気楽に考えていて、
きっと奈美さんと共通の友人
が、「じゃ一緒に♪」
一人か二人、くるかなあ?
くらいの感覚だったのだ。


ところが、
参加者を募ってみれば、
なんと10名
遠くは 富山かさこ塾で同期の
ラジオパーソナリティのハトさん
こと嶋智津子サン

絵本が完成してから驚き、気づいたのは、受け取る事のほうがずっと多いということ〜_f0367807_15560764.jpg


また、佐久市からも
まりあさまこと新海弘美さん




他、参加者の顔ぶれを観れば 
皆さん、ご多忙の方ばかり。

絵本が完成してから驚き、気づいたのは、受け取る事のほうがずっと多いということ〜_f0367807_15432817.jpg
ほんとうに、驚いてしまった。


言葉を扱う人間だが
いまだ、ぴったりの言葉が
みつからない。


そして、ただ、ただ、
ありがたいとしか
言いようがない。



この気持ちを表したくて、
当日の参加者には、絵本の他に
ナイスなサプライズを
奈美さんが用意してくれた。

絵本の中に出てくる「旅」に
ちなんだポストカードと
言葉のプレゼント
ワンセレクトカードを
参加者の方に、プレゼント。



不思議なことに
ご自分とちゃんと縁のある
ものを引き寄せていたから
それにもまた、驚いた。




想定外に、かなり騒がしい
スペースでの開催と
なってしまったが
初めましての方同士も
和やかに会は進み、
この絵本が完成する前の
奈美さんとのコラボ作品
「ラリマー」秘話も
お話させてもらった。
その秘話というのは・・・・
また、いずれ。




会の後半、お一人ずつから
感想をつたえてもらった。
作者冥利につきるとは
このことばかりだった。


●勇気がでるお話だった。
●背中をそっと押してくれそうな話で
今の自分にぴったりだった。
●これから、
何度でも読み返したくなるとおもう。
●お話の終わりが、
始まりで、何かを始めよう!という
気持ちになれた。
●作者自身の読聞かせに、
読み聞かせっていいなあと癒された

などなど・・


以前に手渡した方からも、
ゾクゾクと感想をいただいている。

●ふだん、絵本なんて手にしない
夫が、何度も読み返しています。
●娘に読んであげたら、
次は娘から読み聞かせをしてくれました。
●読み返すたびに、
違う文章のところで感動をしています。
●あたたかい気持ちになれました・・・・・

他、多数・・・


たった一人、わたしの頭の中?
胸の中で産まれたカレらの話が
奈美サンのパステル画と出逢い
育代さんに、整えてもらい

お一人、おひとりの手に渡った時
わたしだけの
小さなハナシだった
カレらは、
ほんとうに、
旅をはじめたんだと。


多くの方から
一緒に完成を喜んでいただき
そして、
おもいがけない
旅のお土産話のように
さまざまな感想を
いただいている。



畏れ多すぎて
畏れ多すぎて
うまく、まだ
気持ちがまとまらないけれど


こんなにも多くの想いを
受け取らせていただく
ことになるとは、本当に
おもっていなかった。



ありがとうございます。




普段は、
クライアントさまの
情報発信のお手伝いと
いう立ち場で
ほぼ、表にでることもなく
名前を出すことなく
文章を書いている。

それでも、お客様から
「反応がよかったよ」
と言われれば嬉しくて
また、頑張ろうと想い、
ありがたい仕事をさせて
もらっているな、と
感謝しています。




そう想うと
わたしは、
これまでも
ほんとうに、
多くのことを
受け取らせて
いただいている
のだと気づきます。





仕事でも
作品でも
怖れず、
おごらず
真摯に

でも
ますます楽しく、
アウトプット
し続けて行きます。

by obinatagumi | 2017-11-30 09:13 | オビナタのおと

文章が苦手・言葉にできない人のために  ~ライティング&プロデュース~


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